2025年5月14日放送のホンマでっかTVで「ゆるジャンプ」のやり方について抗加齢医学評論家 愛媛大学医学部教授の伊賀瀬道也さんから紹介されました。
ゆるジャンプ
現代社会では、健康への意識が高まり、多くの方が様々な努力をしています。
しかし、中には「努力しているのに効果が出ない」「長続きしない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
番組では、そんな方におすすめしたい、専門家も注目する手軽な健康習慣「ゆるジャンプ」についてご紹介されました。
抗加齢医学研究のトップランナーとして知られる評論家、伊賀瀬先生によると、「ゆるジャンプ」とは「ジャンプをするだけ」の簡単な運動です。
特別な道具や広いスペースは必要ありません。
ゆるジャンプのやり方
•基本的な動作は「その場で軽くジャンプすること」です。
•最も重要なポイントは、「同じ場所で上がって同じ場所に降りる」ことで、これにより、体幹を鍛える効果が期待できます。
•伊賀瀬先生自身は、1分間に約100回を目安に行っているそうです。
•慣れてきたら、手を上に上げるなど、動きを加えることも効果的です。
•おすすめの実施回数は、1日3回です。
ゆるジャンプ健康メリット
•下半身の筋肉強化: ジャンプすることで足の筋肉、特に「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎをしっかり動かすことができます。
•体幹の強化: 同じ場所への着地を繰り返すことで、体幹が鍛えられます。
•ダイエット効果: 伊賀瀬先生は、このゆるジャンプを実践して1年間で10kg痩せたという経験を語っています。
年齢による代謝の低下を気にしている方(実際には限定的であることが研究で示されています)にとっても、手軽に始められる運動として有効です。
•血圧の安定: 最近の研究では、頭の軽い上下運動(揺れ)が血圧安定につながる可能性が示唆されています。
ネズミを使った実験や、人間が座って上下に揺れる椅子を使った実験で、血圧低下が確認されており、メカニズムとして血圧を上げる物質(アンジオテンシンII)の減少も考えられています。
ゆるジャンプの軽い上下運動も、この血圧安定効果が期待できるかもしれません。
実践する上での注意点
•特に運動に慣れていない方、足首や膝に不安がある方は、必ず準備運動(足首や膝を軽く回すなど)を行ってから始めます。
•ジャンプの際は、しっかりと着地することを意識してください。
•無理をして疲労を蓄積しすぎないように注意しましょう。
•朝一番(起きてすぐ)に激しい運動や散歩をするのは、血圧の急激な上昇や脳梗塞、心筋梗塞のリスクを高める可能性があるため、危険とされています。
•朝は脱水状態になりやすく、血栓ができやすいことも関係しています。
•ゆるジャンプのような運動も、朝食後など、食後に行うのがおすすめです。
まとめ
「ゆるジャンプ」は、場所を選ばず、たった数分の実践で様々な健康効果が期待できる手軽な運動ですね。
ダイエット、体幹強化、そして血圧安定の可能性まで秘めているなんて嬉しいですよね。
朝食後など、適切なタイミングで実践し、無理なく健康習慣を続けていきましょう!