初耳学で友利 新さんが本当に正しいスキンケアのやり方を紹介!

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若い女性が公園で強い日差しを手で遮っている

2025年6月8日放送の初耳学で本当に正しいスキンケアのやり方について紹介されました!

教えてくれたのは内科・皮膚科医の友利 新さんです。

本当に正しいスキンケア

「色々なスキンケアを試しても、なかなか肌の悩みが解決しない…」と感じている方は少なくありません。

今回ご紹介するのは、47歳にして誰もが憧れる美肌を誇る現役内科・皮膚科医 友利先生の「本当に正しいスキンケア教室」です。

先生は、若い頃に自身もお肌の悩みを抱え、正しいスキンケアを学び実践した結果、今の美肌を手に入れました。

巷には無数の美容法が溢れていますが、友利先生は「美容と医療は全く違うもの」と断言し、医学的な視点から「肌にいいこと」が意外と間違っていることもあると指摘します。

肌は「体で一番大きな臓器」

友利先生は、肌を「体の中で一番大きな臓器」として捉えています。

肌の健康を維持するという「ベース」がなければ、その上の美容法は意味をなさないため、一旦美容法は置いておき、まずは皮膚の健康を考えることが重要です。

ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気の一つであり、潰すのはもってのほかです。

ニキビができたら、まずは皮膚科に行き、炎症を早く治すための殺菌剤や皮脂分泌を抑える薬による「医療」のスキンケアが大切だと先生は考えています。

親子で知るべき!肌の「3大NG行動」と正しい対策

肌を健康に保つために「やってはいけないこと」が3つあります。これらは「肌の3大NG行動」として、ぜひお子さんにも伝えてほしいと推奨されています。

NG行動1:日焼け(紫外線ダメージの恐ろしさ)

肌の老化の原因の7割は紫外線だと言われており、これを「光老化」と呼びます。

シワやたるみの主な原因は紫外線です。

紫外線のダメージは肌の奥に「隠れシミ」として蓄積され、今は見えなくても将来の肌に影響を与えます。

子供の頃からの正しい日焼け対策が、10年後、20年後の肌の状態を大きく左右すると先生は強調します。

「SPF」は紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標で、赤くなるのをどれだけ長く防げるかを示します。

「PA」は紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標で、UVAは肌の奥まで届き、老化やたるみの原因を作ります。室内でも浴びてしまう紫外線です。

友利先生のおすすめは、SPFの数値だけでなく、「肌の老化を進めやすい」UV-Aを防ぐPA表示にも注目して日焼け止めを選ぶことです。

NG行動2:乾燥(シートマスクの落とし穴)

多くの人がシートマスクの使い方を勘違いしていると先生は指摘します。

シートマスクは「美容」目的であり、隠れた層に水分を入れ込み肌を明るく見せるもので、治療や肌質改善を目的とするものではありません。

医学的に見ると、小学生くらいまでの子供には不必要であり、過剰な水分や油分がニキビや肌荒れの原因になることもあります。

シートマスク使用の最重要ポイントは「時間」です。

長時間肌に乗せていると肌がふやけて皮膚のバリア機能が低下し、乾燥肌はさらに乾燥し、敏感肌はより敏感になる可能性があります。

適切な使用時間は3分から10分以内で、それ以上は「Too much」だと先生は言います。

NG行動3:摩擦(正しい洗顔法で肌を守る)

洗顔やクレンジング時に肌を強く擦る「摩擦」は、肌に炎症を引き起こし、乾燥の原因になります。

正しい洗顔法は、まず洗顔ネットなどで泡をしっかり立てること。

その泡を顔に乗せ、軽く滑らせるだけで汚れは落ちます。

泡が汚れを吸着してくれるため、擦る必要はありません。

皮脂が多いTゾーン(額から鼻にかけて)から先に泡を乗せ、時間をかけて丁寧に洗いましょう。

10代などニキビができやすい方や皮脂分泌が多い方は、Tゾーンを中心に「くるくる」と優しく回すように洗うことで、余分な油分や皮脂をしっかり取り除くことができ、ニキビができにくい肌につながります。

最高の美容液は「血液」 内側から輝く美肌のための食事法

どんなに良いスキンケアをしても、普段の食事が乱れていては肌は綺麗になりません。

先生は「一番の美容液は皆さんの血液」だと断言します。

血液は肌に栄養や酸素を運ぶ役割を担っており、血液の質が悪ければ、どんなに良い化粧品を使っても肌には届きません。

糖質や脂質を過剰に摂取すると、血液の循環が悪くなり、肌に栄養素が行き渡りにくくなります。

その結果、肌の新陳代謝が乱れ、肌の修復力が低下し、乾燥肌や肌荒れの原因となることがあります。

特に、炭水化物の摂りすぎは血糖値を急上昇させ、体が炎症を起こしやすくなるためNGです。

肌のことを考えるなら、1食につきお茶碗1杯分が適量です。

先生は「何を食べないか」ではなく、「今日何を食べたか」に注目し、足りない栄養素を補う視点が大切だと語ります。

友利先生が厳選!「血液を最高の美容液にする」おすすめ食材:

青魚(イワシ、サバなど):DHAやEPAが血液をサラサラにし、肌のツヤを高めます。
キノコ類:グアニル酸が豊富で、血液の塊を分解し、血液をサラサラにする効果が期待できます。
キウイ:血行促進作用のあるビタミンEと、シミ予防や肌のハリを保つビタミンCが豊富に含まれています。

これらの食材に共通する「発酵性食物繊維」は、腸内細菌のエサとなり短鎖脂肪酸を生成します。

短鎖脂肪酸は、肌のバリア機能を高めたり、肌の水分量を上げたり、内側から肌の炎症を抑えたりするなど、美肌効果が期待できると今、医学界で注目を集めています。

先生はこれらの食材(海藻類、キノコ類、納豆、キウイ)を「毎日食べ続けてほしい」と推奨しており、親子で美しくなれる上に、忙しい親御さんにとっては手抜きにもなる素晴らしい食材だと語ります。

美容は「親子のコミュニケーション」ーダイエットと体型に対する考え方

肌質や体質は親から遺伝することが多いため、親が正しい知識を学び、子供に伝えることで、将来の肌を守ることができます。

先生は、親子でコミュニケーションを取りながら知識を深めていく「スキンケアコミュニケーション」の重要性を提唱しています。

「無謀なダイエット」が肌に与える悪影響

思春期の過度なダイエットは、大人になってからの骨密度の急激な低下など、健康を害するリスクがあります。

先生は、「脂肪は財産」であると強調します。顔にある程度の脂肪がついていた方が若く見え、ハリ感も出てたるみにくいのです。

一番いけないのは、痩せたり太ったりを繰り返すこと。

皮膚は一度伸びると元に戻りにくいため、繰り返しの体重変動は肌の弾力性を損ねます。

若い頃の顔の脂肪吸引なども「絶対NG」と警鐘を鳴らしています。

親は、子供の「痩せたい」という気持ちを理解しつつも、「太っていることにもプラスがある」「脂肪はデメリットではない」という将来的なメリットを伝えることで、子供の心と体を肯定してあげることが大切です。

ないものねだりよりも「あるもの磨き」を

友利先生が最後に伝えたい言葉は、「ないものねだりよりも、あるもの磨き」です。

SNSを見て、自分にはない容姿やスタイルを求めるのではなく、今ある自分の肌や体を大切にし、正しい知識を持って磨き上げていくことが、真の美しさに繋がります。

この医学的なアプローチを親子で実践し、未来の美肌と健康を守っていって欲しいとのことでした。

まとめ

美容と医療の違いを医学的視点から丁寧に解説し、正しいスキンケアの本質を教えてくれる非常に有益な内容でしたね。

肌は「臓器」であり、外側だけでなく内側からのケアや生活習慣の見直しが大切だと気づかされました。

親子で学べる点も印象的で、将来の肌や健康を守るための「教育」としてのスキンケアの重要性がよくわかりました。

友利先生がおすすめしている日焼け止めを4つ紹介しますね!

ラロッシュトーンアップローズ
ポーラホワイトショット
FAS ブラックデイクリーム
エリクシールデイケアレボリューション

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