2025年7月24日放送のトリセツショーでたるみの原因と立毛筋ストレッチについて紹介されました！
教えてくれたのは大手化粧品メーカー特別研究員 江連智暢さんです。
江連さんは化粧品業界最高権威で、過去4回も最優秀賞を受賞しています。
番組では肌のたるみの原因と対策について「立毛筋ストレッチ」という具体的な対策法が紹介されています。
たるみ対策
たるみの新原因
これまで、たるみの原因は加齢による表情筋の衰えと考えられてきました。
表情筋が衰えると、肌がたるんでしまうとされています。
しかし、近年、「超意外な原因」が見つかり、これが「謎のたるみの正体」として注目されています。
皮膚研究30年の江連智暢先生は、重力に抗う皮膚の仕組みを解き明かす新技術を用いて、その正体が「立毛筋（りつもうきん）」であることを発見しました。
立毛筋は、毛の根元についている筋肉で、寒さを感じた時に毛を立たせ、肌表面に温かい空気の層を作る役割があります（いわゆる鳥肌）。
大昔の人類にとっては体温低下を防ぐ重要な役割がありましたが、現代人にはその役割があまり必要なくなったと考えられています。
この立毛筋は顔にも存在し、収縮することで皮膚を上に持ち上げてくれる働きがあります。
立毛筋が衰えると皮膚が下に落ちてしまい、たるみに繋がります。
また、立毛筋が斜めについていることで様々な方向からの力に耐える「タワー橋」のような構造を支えているため、これが衰えることでたるんでしまうのです。
「鳥肌力」と呼ばれる立毛筋の働きは加齢とともに衰えることが、世界初の実験でデータとして示されました。
若年層と比較して、高年齢層では鳥肌が立ちにくく、立毛筋がスカスカになっていることが確認されています。
立毛筋はたるみだけでなく、髪の毛が生える仕組みや毛穴の引き締めにも深く関わっていることが近年明らかになっています。
立毛筋が衰えると毛穴も開いて目立ちやすくなります。
立毛筋ストレッチの方法
立毛筋が加齢で衰えるため、「立毛筋の筋トレ」ができればたるみ改善に繋がるという発想から、「立毛筋ストレッチ」が開発されました。
このストレッチは、江連智暢先生が発見した顔の立毛筋の「流れ」に沿って行うことがポイントです。
ストレッチにより立毛筋が活性化し、立毛筋の数自体が増えることが顕微鏡レベルの研究で確認されています。
ストレッチのやり方
摩擦を防ぐために、まずクリームをたっぷり塗ります。
1)親指を顎の下から耳に向けて、すりあげます
2)顎からほほを持ち上げたら、目を覆うような形で6秒キープします
3)そのまま横にずらしてこめかみへ移動し、押し込むように圧迫して6秒キープします
4)指全体を使って鎖骨からこめかみ、髪の生え際まで引き上げます
5）反対側の手で下へ引っ張り（おそらく、鎖骨から上への動きの際に、下から皮膚を支えるように）、立毛筋をよく伸ばします
6)これらの1)～5)までの各ステップを3回ずつ繰り返して次のステップへ進みます
7) 6)を朝晩1回ずつ行います
立毛筋ストレッチの効果
6人参加者の4週間のチャレンジでは、目元が大きく開き、顎のラインがくっきりするなど、顔の印象が大きく変化しました。
参加者全員の肌のハリや弾力も平均で20%アップという結果が出ています。
このストレッチは、費用をかけずに自分でできるたるみ対策であり、継続することで前向きな気持ちになれるという効果も報告されています。
従来のたるみケアで主流だった表情筋にアプローチするEMSなどとは異なり、立毛筋ストレッチは皮膚の浅いところにある立毛筋にアプローチするため、これまで効果を感じられなかった方にも効果が期待できるとされています。
また、立毛筋を鍛えると毛穴をキュッと閉じた状態で保つことができ、肌のキメが細かくなります。
さらに、立毛筋は髪の毛が生える仕組みに深く関わっており、立毛筋が縮むと毛を生やす司令が神経から分泌され、発毛が促進されることも分かっています。
まとめ
たるみは、単なる表面的な変化ではなく、肌の奥深くにある小さな筋肉の「頑張り」が関係していることがよくわかりました。
まるで、建物を支える見えない柱が弱ると全体が傾いてしまうように、立毛筋という柱が衰えることで肌のハリが失われ、たるみに繋がるということを始めて知りました。
このストレッチは、たるみだけではなく、美肌や発毛にも効果が期待できるとは嬉しいですよね！
顔のたるみにはこちらも参考になりますよ！
⇩ ⇩ ⇩
Check! あさイチで顔引き締めエクササイズのやり方をを紹介！あごのたるみ・顔のたるみ・シワのために！
