2025年3月25日放送のカズレーザーと学ぶでシミの予防と改善に効果が期待できる食材について紹介されました！
教えてくれたのは関西福祉科学大学准教授 武田竜嗣先生です。
近年、シミ予防・改善に効果のある食材が続々と判明しています。
番組では、最新研究で注目される食材が紹介され、実証実験が行われました。
食べるシミ対策
シミができるメカニズム
シミの最大の原因は紫外線で、紫外線から肌を守るためにメラニンが生成されます。
本来、肌のターンオーバー（約1ヶ月周期）によってメラニンは排出されます。
しかし、紫外線による肌の再生能力低下や加齢によりターンオーバーが乱れると、メラニンが蓄積しシミとなります。
シミ改善が期待できる注目食材3選
パイナップル
注目成分であるグルコシルセラミドは体内でセラミドに分解され、肌まで届きます。
セラミドは肌の保湿成分で、細胞間の隙間を埋め、水分の蒸発を防ぎ、紫外線の侵入を防ぐバリアとなります。
セラミドが少ないと紫外線が侵入しやすくなります。
1日100g（カットパイン6〜7切れ）が肌の修復が行われる夜に食べるのが効果的とされており、ビタミンC、食物繊維も豊富です。
シナモン
注目成分のシリンガレシノールは毛細血管を強くし、シミの元を断つ働きがあります。
また、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを分解し、シミの原因となる毛細血管の異常を改善します。
血管を健康にすることで、シミの元となるメラニンの生成促進を抑えます。
1日0.9gを豆乳などに混ぜて摂るのがおすすめです。
ヒシ茶
AGEsは加齢と共に体内に蓄積する老化物質で、コラーゲンと結びつき、肌のハリや弾力を低下させ、シミやたるみの原因となります。
ヒシ茶はこのAGEsの生成を強力に抑制します。
1日100ml（コップ半分程度）を吸収率の良い朝に飲むのが効果的です。
シミを改善する食材の実証実験
関西福祉科学大学准教授 武田竜嗣先生監修のもと、3人のシミ悩みを抱えるタレントが2週間の実証実験に挑戦しました。
参加者：ゆうちゃみさん、武藤十夢さん、竹内由恵さん
検証前に特殊なUVライトで表面と隠れたシミの数を詳細に測定しました。
ゆうちゃみさん：192個
藤さん：207個
竹内さん：151個
【検証結果】
①パイナップル（担当：ゆうちゃみさん）
期待される効果メカニズム：肌の潤いを保つ成分セラミドの元となる「グルコシルセラミド」を豊富に含む。
セラミドは細胞間の隙間を埋め、紫外線を跳ね返すバリア機能を強化します。また、美肌に嬉しいビタミンCも豊富。
摂取方法：1日100g（カットパイン6～7切れ）、肌の修復が行われる夕食時に食べる。
2週間後の結果：シミの数が20%減少（192個→154個）。
肌の水分量が増加し、紫外線バリア機能が向上した結果と考えられます。
③シナモン（担当：武藤十夢さん）
期待される効果メカニズム：「シリンガレシノール」という成分が、シミに直結する毛細血管の不具合を正常に戻す。
毛細血管の健康を保つことで、コラーゲンの分解や過剰なメラニン生成を抑制します。
摂取方法：1日0.9g、豆乳などに混ぜて摂取。
2週間後の結果：シミの数が23%減少（207個→160個）！肌のキメが細かくなり、水分量が増えたことも確認されました。
③ヒシ茶（担当：竹内由恵さん）
期待される効果メカニズム：老化物質「終末糖化産物（AGEs）」の生成を強力に抑制します。
AGEsは肌のハリや弾力を低下させ、シミやたるみの原因となります。
摂取方法：1日100ml（コップ半分程度）、体への吸収率が良い朝に飲む。
2週間後の結果：シミの数が42%増加（151個→214個）！
しかし、実は隠れた効果が！：同時に測定した老化物質AGEsの蓄積度は減少（61→51）していました。
シミが増えたのは、検証期間中に大量の紫外線を浴びたことと、加齢による肌のターンオーバーの遅れが原因と考えられます。
まとめ
検証した食材は、それぞれ異なるアプローチでシミ改善に期待できる成分を含んでいます。
食材を継続的に取り入れることは効果的ですが、紫外線対策や日頃の生活習慣も非常に重要です。
特に加齢によりターンオーバーのサイクルは遅くなるため、根気強く継続することがシミ改善への鍵となります。
あなたに合った手軽に取り入れられる食材で、内側からシミケアを行って美肌を目指したいですね！
