2025年9月17日放送のホンマでっかテレビで究極の卵かけご飯を作る方法について紹介されました!
教えてくれたのは卵かけご飯評論家の上野 貴史さんです。
この方法を行うと、普段食べている卵かけご飯が格段に美味しくなること間違いなしです。
究極の卵かけご飯の作り方
究極の卵かけご飯「サンライズ」の作り方
ポイントは醤油をかける順番です。多くの人が卵をかけてから醤油をかけますが、プロが推奨する方法は逆です。
手順1:まず、ご飯に直接醤油をかけて素早く混ぜ、「醤油ご飯」を作ります。
手順2:次に、あらかじめ溶いておいた卵を醤油ご飯の上から全てかけます。卵は、白身を箸で切るようにしてから混ぜると早く混ざります。
手順3:卵をかけたらすぐに混ぜ、間を置かずに食べ始めてください。スピードが美味しさの鍵です。
美味しくなる理由:この作り方だと、醤油味のご飯の外側を卵がコーティングした状態になります。口に入れるとまず卵の味がし、その後に醤油の香りとご飯の旨みが広がる「味のグラデーション」が生まれるため、非常に美味しく感じられます。
美味しさを引き出す「黄金比」と食材選びのコツ
卵は「Mサイズ」が最適です。Lサイズ以上になると卵白の割合が多くなりますが、卵かけご飯は卵黄の比率が高いMサイズが最も美味しく感じられます。
なお、おすすめの銘柄は卵かけご飯祭りで3連覇し殿堂入りした兵庫県の「夢王」という卵です。
この卵は、鶏にニンニク、唐辛子、緑茶、梅酢、パプリカなど31種類の餌を与えて作られており、食べた瞬間に美味しさを感じるまでの速さが他の卵より圧倒的に早いという特徴があります。
ご飯と醤油の黄金比があります。やや硬めに炊いたご飯150gに対し、醤油は小さじ1杯半(約7.5g)、卵はMサイズ1個(約60g)が、それぞれの素材の味を最大限に活かせるバランスです。
醤油は「薄口醤油」がおすすめです。濃口醤油は香りが強く、卵の繊細な風味を妨げてしまうことがあります。少し甘みのあるものを選ぶと、より卵の美味しさが引き立ちます。
だし醤油を使うなら「しじみ」がベストです。ホタテや牡蠣は旨味が強すぎて卵の味が負けてしまいますが、しじみの旨味は卵と非常に相性が良いです。
意外と知らない!卵の正しい保存方法
卵の品質を損なう主な原因は「温度変化」と「揺れ」です。
冷蔵庫のドアポケットでの保存はNGです。ドアの開閉で温度が変化しやすく、最も揺れが大きい場所だからです。
正しい保存方法は、購入した卵パックのまま、冷蔵庫の中央あたりに優しく置くことです。これが一番長持ちさせるコツです。
まとめ
「作り方の順番を変える」「食材の黄金比を守る」「正しい保存方法を実践する」という3つのポイントを押さえるだけで、いつもの卵かけご飯が格段に美味しくなります。
ぜひ、ご家庭で「サンライズ」式の卵かけご飯を試してみてください。