2025年9月30日放送のZIPでイザというときの緊急対応術が紹介されました.
最近は災害の危険が増加しており、全国で熊の被害が報告されています。
このような時に役に立つのがイザというときの緊急対応術です。
エスカレーターの緊急停止、発煙筒、緊急脱出用ハンマー、熊撃退スプレーという4つの対処法を紹介しますので、イザというときに備えましょう。
イザというときの緊急対応術
エスカレーターの緊急停止
いざというとき、正しくエスカレーターの緊急停止ボタンを押せますか?
日常的に利用するからこそ、正しい知識を身につけておきましょう。
緊急停止ボタンは、エスカレーターの乗り口と降り口の両方に設置されています。
身長に関わらず誰でも押しやすいように、足元近くの低い位置にあることが多いです。

出典:ZIP

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ボタンを押すと、大きなブザー音とともにエスカレーターが停止します。
最近増えている緩やかに停止する「ソフトストップ」タイプでも、手すりを掴んでいないと転倒する危険があります。
ボタンは押し込むタイプで、それほど力は必要ありません。爪で押しにくい場合は、指の関節を使うと押しやすいです。
普段からエスカレーターに乗る際は、手すりにしっかり掴まり、黄色い枠の中に立つようにしましょう。
発煙筒
車の事故や故障など、万が一の事態に後続車へ危険を知らせるために発煙筒を使います。
多くの場合は助手席の足元に設置されていますが、使い方を知らない方も多いのではないでしょうか。

出典:ZIP

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• 使い方①:まず、筒全体がカバーになっているので、引っ張って本体を取り出します。
• 使い方②:本体上部の透明なキャップを外し、キャップについているザラザラした部分と、本体の先端(赤い部分)をこすり合わせて着火させます。
• 安全に使うポイント:火傷の危険を減らすため、最初に外したカバー(筒)に本体を差し込み、持ち手を長くして使用するのが重要です。
• 設置場所:着火したら、できるだけ車から離れた後方に置き、後続車に早めに危険を知らせましょう。
車の窓緊急脱出用ハンマー
台風や豪雨による車の水没事故に備えて、緊急脱出用ハンマーを車に常備しておくと安心です。
ヘッドレストの金属部分やスマホ、傘などでは窓ガラスは割れません。
ハンマーはホームセンターやカー用品店で1,500円程度で購入できます。
脱出の際はサイドガラスを割りましょう。フロントガラスは元々割れにくい構造のため、ハンマーを使ってもヒビが入るだけで大きく開けることは困難です。

出典:ZIP
割るときはサイドガラスの真ん中ではなく、下の隅の方を叩くと割りやすいです。真ん中はガラスがたわんで力が分散してしまうためです。
ハンマーは先端に力が集中する構造なので、女性でも軽い力で簡単に割ることが可能です。
熊一目散
全国で出没が相次ぐ熊に遭遇してしまったときのために、熊撃退スプレーの正しい使い方を知っておきましょう。
国産スプレー「熊一目散」は今年(ソース公開当時)発売された初の国産撃退スプレーです。
キャップを外してボタンを押すだけのシンプルな操作で、日本人にも使いやすいタイプです。
色は見つけやすいピンク色で山の中で落としても見つけやすいよう、視認性の高い色が採用されています。
誤噴射を防ぐため、ボタンは少し固めに作られています。力に自信がない方は両手の親指で押すと良いでしょう。
飛距離は約10m先まで届きます。
効果的な使い方
1)まずは熊を近づけないために、S字を描くようにスプレーを噴射し、カプサイシン成分で前方に壁を作ります。
2)それでも熊が近づいてくる場合は、顔を狙って直接噴射し、追い払いましょう。
まとめ
今回は、エスカレーターの緊急停止、発煙筒、緊急脱出用ハンマー、熊撃退スプレーという4つの「イザというとき」の対処法をご紹介しました。
イザというときに慌てず行動できるよう、使い方を知っておくだけでも安心感が違います。
特に熊撃退スプレーのように、一度練習しておくことが推奨されるものもあります。
この機会にご自身の備えを見直してみてくださいね。

