【ゲンキの時間】「声磨き」で口内炎トラブル解消!加齢によるオーラルフレイル改善を!

両手を伸ばして叫ぶ高齢女性
an old woman shouting with both her arms stretching

2025年5月11日放送のゲンキの時間で口内炎トラブルと解消方法について紹介されました!

教えてくれたのは歯学博士の中川洋一さんです。

口内トラブル対策

季節の変わり目だけでなく、多くの方が一年中口内のトラブルに悩んでいます。

口の中の乾燥(ドライマウス)や口内炎など、身近な異変と思われがちですが、中には危険な病気が隠れている場合もあります。

口はウイルスや細菌を防ぐ第一関門であり、唾液には口を守る重要な役割があります。

これらのトラブルには適切な対策が必要です。

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルとは、加齢などにより口の機能が少し落ちた状態を指します。

硬いものが噛みにくくなる、むせやすくなるなどのサインがあり、放っておくと誤嚥など命に関わる危険な症状を引き起こす可能性もあります。

口の中を噛みやすくなる原因の一つに、口周りの筋肉の衰え(オーラルフレイル)があるとも考えられています。

声磨きとは

声磨きとは 加齢などにより口の機能が少し落ちた状態であるオーラルフレイルの改善に注目されているトレーニングです。

元々は声の出し方、話し方を体系化したメソッドであり、表情のストレッチや、良い声を出すための呼吸、姿勢を整える身体的なトレーニングを指します。

声を出すことで、口内環境の改善、嚥下機能の向上、さらには免疫力アップも期待できるトレーニングとして注目されています。

ここで声磨きについて教えてくれたのは日本声磨き普及協会の佐藤 直さんです。

声磨きの方法

基本の呼吸法

・腰の幅に足を開き、体が一直線になるように立ちます。
・息を吐き切ります。
・鼻から息を吸い込みます。
・口からしっかりと息を吐き出します。

この際、前に向かって一定に息を吐き切ることがポイントです。

発声法

・声は空気なので意識しないと落ちていってしまうため、相手にしっかりと届けるような響きのある声を出すことを意識します。
・口を大きく開き、声を押し出すイメージで発生することが重要です。
・目の前に壁があるようなイメージで、両手を使ってぐっと押すように声を出します。

口の動かし方(「あいうえお」体操)

▪あ:指3本が縦に入るぐらい口を大きく広げます。
▪い:口角を真横にぐーっと広げます。
▪う:唇の口輪筋を前に突き出します。
▪え:ほっぺ(頬骨筋)を斜め上に広げます。
▪お:ほっぺとほっぺがくっつくぐらいすぼめます(ムンクの叫びのように)。

声磨きは、しっかりと毎日継続することが重要です。
1日1回でもOKで、隙間時間などに無理なく続けることが効果を得るためのポイントです。

声磨きの効果

声磨きによって口の中を動かすと、唾液の分泌が良くなります。

これによって免疫力が上がったり、呼吸の動作から嚥下(えんげ)障害を防ぐ効果も期待できるため、オーラルフレイルの予防につながると考えられています。

これらの方法を日常に取り入れることで、口の機能を健康に保ち、オーラルフレイルの対策として役立てることができます。

まとめ

身近な口内のトラブルには、ドライマウスや口内炎だけでなく、口の機能低下「オーラルフレイル」が潜んでいることもあるのですね。

対策として注目される「声磨き」は、口の機能を改善し、健康維持に役立つ可能性が期待できます。

日々のケアやトレーニングで、口から元気を保つことは大切ですね!

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